【副業体験記】在宅で月商100万超え。それでも僕が3年続けた「電脳せどり」を辞めた理由

副業

こんにちは、チャレンジ太郎です。

僕は現在、在庫を持たない「ネット完結型の副業」や「ビットコイン積立」をメインにしていますが、ここに辿り着くまでには様々な紆余曲折がありました。

前回はFXでの失敗談をお話ししましたが、実はそのあと、30代後半から40代前半にかけての約3年間、**「Amazon電脳せどり」**にガッツリ取り組んでいた時期があります。

「電脳せどり」とは、ネットショップ(楽天やヤフオクなど)で商品を仕入れ、Amazonで販売する手法です。店舗に行かなくていいので、地方在住の僕には最適だと思いました。

結論から言うと、**「お金は稼げたけれど、精神と体力が持たずに挫折」**しました。 今日は、なぜ僕が「家から一歩も出ずに稼げる」はずの電脳せどりを辞めてしまったのか。そのリアルな体験談をお話しします。

1. 始めたきっかけと、クリック一つで稼げる快感

FXで痛い目を見たあと、僕は「もっと堅実な商売をしよう」と考えました。 そこで選んだのが、ネット完結の「電脳せどり」です。

田舎に住んでいても、ネットさえあれば全国のショップから仕入れができます。 仕事が終わった後、ビール片手にパソコンでリサーチ。「お、この商品利益が出るぞ」とポチるだけ。数日後にはAmazonの倉庫へ送り、売れていく。

「これぞ現代の錬金術だ!」

3年間の活動中には、セール時期などをうまく活用し、本業の月収を超えるような利益が出た月もありました。「通勤も汗水流す必要もない。最強の副業だ」と当時は本気で思っていました。

2. 我が家を侵食する「ダンボールの塔」

しかし、売上が上がれば上がるほど、僕の家は崩壊していきました。 クリック一つで仕入れができるということは、**「制御できないほどの荷物が家に届く」**ということです。

  • 毎日鳴るインターホン: 毎日のように宅配業者が来ます。家族からは「また荷物? いい加減にしてよ」と冷ややかな目。
  • 玄関からリビングまで埋め尽くす在庫: 仕入れた商品は、Amazonの倉庫に送るまで自宅で検品・梱包しなければなりません。田舎の広い家とはいえ、ネットで大量注文したダンボールの山は圧巻(というか恐怖)です。 当時小さかった子供が、積み上がった在庫の山で遊ぼうとして崩れそうになり、妻に激怒されたこともありました。

3. 「24時間営業」という終わりのない労働

店舗せどりなら「店が閉まれば終わり」ですが、電脳せどりに終わりはありません。ネットショップは24時間営業だからです。

これが30代後半〜40代の体にこたえました。

  • リサーチの沼: 「あと少し探せば、もっと利益商品が見つかるかも…」と、深夜2時、3時までパソコン画面に張り付きっぱなし。
  • 目の疲れと肩こり: 本業でもデスクワーク、帰宅後も副業でモニター凝視。眼精疲労と肩こりは慢性化し、休日は泥のように眠るだけ。

また、ネット上のライバルは全国にいます。 人気商品はツールを使った争奪戦になり、1円単位の値下げ競争も自動化されています。「画面の向こうの見えない敵」と戦い続けるストレスは相当なものでした。

4. 利益は出ているのに、お金がない?

もう一つの苦労は**「資金繰り」**です。 せどりは、先に商品を仕入れるためにお金が出ていきます。クレジットカードの支払日が来る前に、絶対に売り切らなければならないプレッシャー。

「今月は利益が10万円出た!」と喜んでも、そのお金は次の商品の仕入れ(クリック)に消えていきます。 通帳の残高は増えないのに、部屋の在庫と、カードの請求額だけが増えていく恐怖。

「あれ? 俺、自由になるために副業始めたんだよな? これじゃ家が倉庫になっただけじゃないか…」

そう気づいた時、僕は電脳せどりを辞める決断をしました。

5. まとめ:「在庫を持たない」ことの重要性

電脳せどりは、再現性が高く、稼ぎやすいビジネスであることは間違いありません。 でも、僕のような**「副業で、家族との時間を大切にしたい40代」**には、あまりにも「生活空間への侵食」と「作業量」が大きすぎました。

この経験から僕が学んだ「副業選びの条件」はこれです。

  1. 在庫を持たないこと(部屋を圧迫しない)
  2. 労働集約型ではないこと(自分が動かなくても資産になる)
  3. 精神的に追い詰められないこと

だからこそ、今はパソコン一つで完結し、在庫リスクゼロのブログや、買った後は放置でいいビットコイン投資に魅力を感じています。 派手な売上はありませんが、**「ピンポン(宅配便)に怯えない生活」**は、何にも代えがたい心の平穏です。

もし今、あなたが電脳せどりを始めようとしているなら、「在庫を置くスペース」と「終わりのないリサーチに耐えられるか」を一度シミュレーションしてみることをお勧めします。

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