こんにちは!現在、副業の種銭で「NISA×ビットコイン」のガチホ投資を実践しているチャレンジ太郎です。
「副業で稼ぐなんて、本当は無理なんじゃないか?」 「せどりで稼げたとしても、長く続けるのは難しそう…」
こう思っている方に、ぜひ見ていただきたいものがあります。百聞は一見にしかず。まずは、私がAmazonせどりに取り組んでいた頃の実際の売上通知をご覧ください。

表示されている金額は、906,592円。 これは1年分ではなく、たった2週間分の振込額です。
私は2020年春から約3年間、副業としてせどりに挑戦していました。慣れてから後半の1年間は、月150万〜200万円ほど売り上げをコンスタントに作れていました。 しかし、私は現在、せどりからは完全に撤退しています。
なぜ、稼げていたのに辞めたのか? この記事では、知識ゼロから始めて睡眠時間を削り泥臭く戦い、月商100万円を達成し、そして「辞める決断」をするまでの全記録を公開します。
1. きっかけはYouTubeと、1本の腕時計
時間を数年前に巻き戻します。せどりという言葉を意識し始めたのは、2020年3月頃でした。 当時はコロナ禍の始まりで将来への不安が広がっている時期。そんな中、偶然見かけたYouTube動画で「せどり」というビジネスを知りました。
「安く買って、高く売る」 理屈はシンプルですが、当時の私はまだ半信半疑でした。
楽天市場で見つけた「勝機」
ある日、何気なく楽天市場を見ていたら、大幅値引きされた「腕時計」が目に留まりました。 「これ、買って売れば利益が出るんじゃないか?」 直感でそう思いました。その瞬間、スマホ画面越しにビジネスの種を見つけたような気がしました。「いけるかもしれない」という興奮が、私を突き動かしました。
2. 毎日「午前3時起き」の過酷な日々
会社に依存せず、自分の力で稼ぎたい。そう決意した会社員の私は、2020年5月にAmazonで販売するためのアカウントを作成しました。さらに、失敗を避けるためにSNSで知り合った物販界隈の実力者に弟子入りし、ノウハウを吸収しました。

しかし、ここからが本当の戦いでした。 当時、子どもはまだ小さくて手がかかる時期。昼間は本業に集中し、夜は育児に追われ、まとまった作業時間を確保できませんでした。そこで私が選んだのは、「超・早起き」です。
毎日、外がまだ真っ暗な午前3時〜4時に起床。家族が寝静まる静かな時間にPCを開き、ひたすら商品リサーチを続けました。
地味に精神を削る「顧客対応」と「段ボールの山」
大変だったのは、早起きだけではありません。
- 段ボール地獄: 仕入れた商品を自宅で検品・梱包した結果、部屋中が段ボールの山になりました。
- 本業中の顧客対応: Amazon顧客からの問い合わせや突然のキャンセル連絡が仕事中のスマホに入り、対応に追われるストレスは想像以上でした。
「稼げているけど、このまま一生続けるのは無理かもしれない……」 体力的にも精神的にも、限界が近づいていると感じていました。
3. 「PC上で完結」する仕組みへの進化
ある程度稼げるようになった頃、私は思い切ってやり方をガラリと変えました。 「梱包・発送業務の完全外部委託」です。
それまでは商品を自宅に一度送っていましたが、すべて専門業者に直送する方法に切り替えました。業者が私に代わって検品・梱包を行い、購入者やAmazon倉庫へ発送してくれるシステムを導入したのです。
これは劇的な変化でした。 早起きして梱包しなくていい。部屋がスッキリ片付く。面倒な発送業務から解放される。 やることは「PCでのリサーチと発注」だけ。この仕組みができてからは作業負担が激減し、本業や育児と両立しながらでも無理なく売上を拡大できるようになりました。
4. 月商100万稼げたのに、私がせどりを「辞めた」理由
この仕組みに成功した後半1年間は、月商150万〜200万円を安定的に売り上げていました。冒頭でお見せした906,592円の振込通知は、その頃のものです。
それなのに、どうして私はせどりを辞めてしまったのでしょうか? 理由はシンプルです。「稼げているはずなのに、お金持ちになれる気がしなかったから」です。
ここからは、私が直面した外からは見えない「せどりの闇」と「意外な落とし穴」についてお話しします。
理由①:通帳にお金が残らない(資金繰りの恐怖)
これが最大の理由です。せどりは「お金を増やし続けるゲーム」なのです。
売上100万円で利益15万円が出たとします。「やった!」と喜んでも、そのお金を自由に使えるわけではありません。来月も同じ売上を作るためには、その100万円に加えて利益分も、次の仕入れに回さなくてはならないのです。このサイクルを止めてしまったら、売上は即座にゼロに戻ります。
最も絶望したのは、月末の支払日でした。 クレジットカードの引き落とし額(仕入れ代)が150万円を超えているのに、通帳には生活費ギリギリの額しか残っていない。青ざめながら、妻に内緒で震える手で別の口座から資金を移して事なきを得た夜もありました。「帳簿上は利益が出ているのに、手元の現金は常に仕入れに消えていく」という恐怖は、経験者にしか分かりません。
【意外な落とし穴】在庫にも「税金」がかかる
これは始めるまで知らなかった、一番の落とし穴でした。 「売れ残っている在庫」は、税務上『資産(お金)』とみなされます。
つまり、「手元に現金はないのに(在庫になっているから)、その在庫分の利益に対しても税金がかかる」という状況になるのです。現金がないのに税金を払えと言われる……これが黒字倒産の正体です。この税金の仕組みを知った時、在庫を抱え続けるビジネスモデルに強烈なリスクを感じました。
理由②:Amazonへの絶対服従(アカウント停止の恐怖)
Amazonせどりは、Amazonという巨大プラットフォームの中で商売しているようなものです。家主であるAmazonが「明日からルールを変えます」と言えば、絶対に従わなくてはなりません。
私が一番肝を冷やした事件があります。 後半、梱包・発送を業者に完全委託するシステムを導入したことで、私は商品を直接見ることがなくなっていました。そんなある日、購入者から「この商品は偽物ではないか?」というクレームがAmazonに入ったのです。
一発でアカウントが停止(売上金が数ヶ月凍結)されるかもしれないという恐怖に震えながら、数日間にわたり仕入れ先やAmazonに必死で連絡を取りました。なんとか疑いは晴れましたが、あの生きた心地がしないほどの精神的疲弊は、今でもトラウマです。
「自分のビジネス資産」を積み上げていると思っていたのに、実は「他人のプラットフォーム上に家を建てているだけだった」と痛感しました。
まとめ:そして私は「資産積み上げ型」へ
せどりは即金性という意味では最強の副業でした。3年間で稼いだお金は間違いなく家計を助け、商売の基礎を学べたことには感謝しています。あの時、勇気を出してアカウントを作った自分を褒めてあげたいです。
しかし、
- 労働集約型(自分が止まれば収入も止まる)
- 在庫リスク(資金が拘束される)
この2点から卒業したかった私は、せどりから完全に撤退しました。 撤退して手元に残った最後の利益数十万円。「もう二度と、労働集約型のビジネスには戻らない」と固く誓い、その資金はそっくりそのまま、新NISAでの積立投資に全額突っ込みました。
もしあなたが「今すぐ現金が欲しい」という目的なら、せどりは選択肢の一つです。しかし「将来楽になるために、心穏やかに資産を作りたい」というなら、私のように別の道も並行して考えるのが正解かもしれません。
かつて深夜3時に起きて段ボールと格闘し、資金繰りに震えていた私が、今こうしてブログを書きながら「退屈なほったらかし投資」を実践しています。これが、私が出した「答え」です。

